
美浜町の和田小学校の児童が30日、煙樹海岸キャンプ場東の松林で松の植樹を行った。
地域の大切な松林を身近に感じてもらおうと、町内の4年生が毎年松林について学習。この日は和田小の22人が参加。学校で役場産業建設課の職員から、松林の広さや歴史、松枯れの原因などの話を聞き、江戸時代から人の暮らしを守ってきた煙樹ケ浜の松林をみんなで守り育てる大切さを学び、松林に移動。児童は5班に分かれ、日ごろから松林を管理している町の臨時職員に教わりながら、あらかじめ2㍍間隔でつけられた印の下にスコップで穴を掘り、20~30㌢の苗木を植えた。
この場所は2年前の台風の塩害などで枯れた松を伐採したエリア。松くい虫に強いとされる抵抗性クロマツ50本を植樹した。
及川正悟君は「根っこや石があって、穴を掘るのが大変だったけど、楽しかった。植えた苗が大きくなるには、僕らがおじいちゃんになるまでかかると聞きました。元気に育つよう、見守りたいです」と話していた。
24日には、松原小4年の児童も50本の松の植樹を行った。
写真=松の苗を植樹する児童