海の環境を守ろう!
- 2020/1/21
- フォトニュース

日高町の内原小学校(川端浩次校長)で17日、和歌山高専の出前授業が行われ、6年生51人が海洋環境保全の大切さなどを学んだ。
講師は生物応用化学科の楠部真崇准教授(42)。「藻場にはいろんな小魚などが生息し、生物の多様性が高い場所ですが、日本に存在する藻場は30年前から40%減少しました」などと説明。その上で楠部准教授らが行っている海藻のアマモを増やす取り組みを紹介し、「海の砂と微生物で製造した環境にやさしいバイオセメントにアマモの種を入れて、海底に沈めて繁殖させようと活動しています」などと述べた。
教室ではバイオマスセメントの砂を固める炭酸カルシウムを作る実験も行われた。
写真=海洋環境を説明する楠部准教授