権利とともにある義務

 各市町で成人式が行われた。日高地方はとくに問題はなかったが、全国的には新成人が警備の警察官を殴ったり、新成人同士が乱闘騒ぎを起こしたり、今年も各地で起きたトラブルがニュースとなった。

 そんななか、IR汚職事件で捕まった国会議員が再び、収賄の疑いで逮捕された。疑惑はどこまで真実なのか、ほかに同じようなワルはいないのか。捜査当局の調べに注目が集まるが、責任を追及されるべきは個々の議員だけではない。

 汚職、パワハラ、不倫など、問題を起こすアホな議員を選んだのは誰か。選挙では政策や思想以前に、道徳観念や社会的常識を持った議員として信頼できる人間なのか。18歳以上に与えられる選挙権は投票の権利であると同時に、まともな議員を選ばなければならない義務でもある。

 国会議員ともなればIRだけでなく、消費税や年金、憲法改正、安全保障政策にも直接的な力を持つ。それだけに当選すれば利権に敏い連中がすり寄ってくるが、日本がこれからどのようにあるべきか、揺るぎない国家観と正しい歴史認識を持つ人間でなければならない。

 香港ではなお、成人式で酒瓶を手にくわえ煙草の日本の若者と同年代の学生たちが、自由と民主主義を守るために命がけで闘っている。台湾では同じ価値観を共有する日本、米国と協調しながら、中国に対抗する蔡英文氏が過去最多得票で再選を果たした。

 日本人とは価値観がまるで異なる中国共産党。ウイグル、香港の次に狙うは台湾、日本である。「選挙なんか誰が当選しても一緒やん」という時代はとっくに終わった。追求すべきは平和か安全か。新成人諸君は政治(選挙)に参加し、国民として権利を行使、義務を果たそう。(静)

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