収れん火災にご用心

 昨年末、お笑い芸人がツイッターで、自宅が火事になったことを明かし、その原因とされる「収(しゅう)れん火災」がネット上で話題になった。収れん火災は、太陽の光が部屋の中の物に反射・屈折し、可燃物を発火させることで発生。太陽の位置が低く室内に太陽光が差し込みやすい冬の時期は発生しやすく、御坊市、日高広域の両消防本部も注意を呼びかけている。

 昨年12月、お笑いコンビ・ウルトラトウフのカモシダせぶんさんが、自宅が火事になったことをツイート。人的被害はなかったものの、自宅内部が真っ黒焦げの状態になったという。原因は収れん火災とされており、窓際に置いていた鏡が太陽光を反射。ソファを燃やしてしまったとのことで、ネット上には「これホント怖い」「気をつけねば」といった声があふれた。

 収れん火災は身近な日用品などに反射・屈折し、一点に集中した太陽の光が可燃物を発火させることによって発生。貴金属店のショーウインドーに置かれた水晶玉に太陽光が差し込んで集束し、下に敷いていた座布団から火が出たり、動物除けのために置かれていたペットボトルが太陽光を集束させて発火したりする事例が確認されている。

 ほかにも、凹面鏡状になっているものであれば、収れん火災を起こす原因になり、金魚鉢や車、バイクのアルミホール、めがね、透明な吸盤、ステンレスボウルなどからの出火事例も。身の周りにある思いもよらないもので発生する恐れがあるという。

 冬場は夏場に比べて太陽の高度が低く、部屋の奥まで光が届きやすいことに加え、空気が乾燥して可燃物が燃えやすいことから、注意が必要。消防は、出かける際はカーテンを閉めて、光を集めやすいものに直射日光が当たらないようにしたり、太陽の当たらない場所に置いたりするよう呼びかけている。

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