参加者増へ工夫と協力を

 日高川町の日高川交流センターで開かれた「第2回県高校野球連盟中紀地区怪我防止講座」を取材した。「日本高校野球連盟200年構想」の一環で昨年度から始まった取り組み。10チームから81人の小学生が訪れ、スポーツドクター、理学療法士、栄養士の専門家合わせて15人から肘のエコー診断、身体機能のチェック、食育研修などを受けた。

 肘のエコー診断は、野球の投球動作で故障を発生するスポーツ障害「野球肘」の早期発見、治療が目的。子どものころは試合に出場するのが最優先で、自ら症状を訴えにくいということも考えられ、こういう機会の提供は将来を担う選手のために必要だと思う。専門家に聞いた話によると、野球肘には痛みを伴わずに進行してしまい、放置されたまま重症化、後遺症が残るケースもあるそうで、自覚症状の有無は別にして定期的な肘のチェックも大切である。

 2年連続の講座。少し残念だったのが、参加者が昨年度から増えていなかったことだ。主催者側は、できるだけたくさんの選手に来てもらうために小学生野球のオフシーズンに企画しているそうだが、今は冬場に練習試合を行うチームが多く、日程の調整がつかなかったチームもあったと聞く。主催者側は無料で参加できるせっかくの素晴らしい講座なのだからもう少し広報と、それに開催の仕方に工夫が必要であるし、小学生の指導者は今後の競技力アップへ間違いなくプラスになるのだから積極的に選手が参加できるよう協力してもらいたい。

 高野連と学童部の連携が密になれば、よりよい開催方法が見つかるはず。何より両者の同じ目標の野球振興につながると思う。(賀)

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