クリスマスの〝リア充〟は?

 きょう25日はクリスマスで、イエス・キリストの降誕祭。街中からは「ジングルベル」などクリスマスソングが聞こえ、至る所できれいに飾り付けられたツリーが登場している。日本にはキリスト教徒が少ないが、すっかり定着し、恋人同士や家族が楽しくひとときを過ごすイベントとなっている。

 半面、インターネットの中ではクリスマスを恋人や家族らと過ごせない人たちがユーモアを込めて「クリスマス中止のお知らせ」というタイトルで掲載。「今年のクリスマスは中止にしてくれますように」「私のクリスマスはすでに中止が決まっています」などという書き込みがみられる。恋人と一緒にクリスマスを過ごす人を「リア充(充実していること)」、そうでない人は「非リア充(充実してないこと)」とされているらしい。

 しかし、恋人がいないということは笑い話では済まされない。日本人の未婚率が増加傾向で、40代前半(40~44歳)の未婚率は24・6%、後半(45~49歳)は21%となり、4~5人に1人が未婚というデータもある。「恋愛は面倒くさい」と、交際しない若者たちも増えているという。こうした動きは少子化につながり、日本にとっては大きな問題といえる。

 「ぼっち飯」「1人カラオケ」「1人鍋」「1人ゴルフ」という言葉も登場し、時代はグループから「ひとり」へと向かいつつあるのか。将来、誰かと一緒にクリスマスを過ごすというスタイルよりも1人で過ごすことが主流になる時代が来るかもしれない。若者たちが言う「リア充」と「非リア充」の価値観が逆転し、一人でクリスマスを過ごす人たちが「リア充」となるかも。(雄)

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