クビアカカミキリ 日高の梅への影響も懸念

 県は25日、梅や桃などの果樹を食害する特定外生物のクビアカツヤカミキリ(カミキリムシ科)の被害がかつらぎ町の桃園で見つかったと発表した。

 2017年7月、同町で成虫のオス1匹が捕獲されたことはあったが、被害が確認されたのは県内では初めて。全国的には11都府県目となる。今後、被害の拡大が心配され、日高地方特産の梅などへの影響が懸念されている。

 成虫の大きさは2・5~4㌢で首回りの部分が赤いのが特徴で、全体的に黒く、光沢がある。中国、朝鮮半島、モンゴルなどに生息しているが、近年は国内にも見つかっており、12年に愛知県で初めて発見。その後も埼玉県、群馬県、東京都、大阪府、徳島県などで相次いで確認された。梅、桜、桃などの樹木が被害を受け、幼虫が樹体の内部を食害し、樹勢を弱らせて枯死させてしまう。被害に遭った木の根元などにフラス(木くずと幼虫のふんが混じったもの)を大量に発生させるのが特徴。

 県によると、11月19日、かつらぎ町の農家から「栽培している桃の木2本の根本にフラスがある」と通報があったという。その後、桃園の1㌔範囲内を調査した結果、他にも計9本(桃8本、スモモ1本)でフラスが見つかった。

 被害の拡大を防ぐには早期発見が重要で、関係機関では情報の提供を呼びかけている。連絡先は県うめ研究所℡0739―74―3780、日高振興局農業水産振興課℡0738―24―2930、最寄りのJAや市町まで。

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