
由良町観光地域づくり協議会(石方京太郎会長)主催の未来創造会議が14日、中央公民館で開かれ、プロのイタリアンシェフが地元食材を生かした料理を披露。地域おこし関係者ら約30人が味わった。
特産を生かした新しい料理づくりの参考にしようと、東京のスカイツリーの近くにある東京ソラマチのイタリアン料理店「ラ・ソラシド」の鈴木洋一シェフ(47)と久保章サービススタッフ(31)が訪れ、地元で水揚げされた魚などを使った料理を提供。イシダイやスズキを使ったカルパッチョ、アカモクやハクサイなどで仕上げたスープ、湯引きした近大クエにピクルスを添えた料理など約10品がテーブルに並び、農業や漁業に携わる女性で組織する農山漁村女性の日推進会のメンバーらが味わった。
参加者からは「食材のよさが引き出されている」などという声が聞かれ、カルパッチョを試食した推進会の谷口悦子さん(70)=江ノ駒=も「素材を生かした料理で、味が濃くなく、さっぱりとしていてとてもおいしい」と笑顔を見せていた。
鈴木シェフは「それぞれの食材に特徴の味があるので、単体の料理でもおいしく食べられると思いますが、今回は食材を組み合わせて料理しました」と話していた。
写真=イシダイのカルパッチョ等が登場