
日高地方最大の秋祭り、御坊市の小竹八幡神社秋季祭礼「御坊祭」が5日、本祭りを迎え、鳥居前では各組とも幟差しや四ツ太鼓が勇壮に練り、若衆と見物人の熱気に包まれた。
今年は絶好の祭り日和に恵まれ、本祭りが土曜となったこともあり、例年以上の人出。「人を見たけりゃ御坊祭」にふさわしいにぎわいとなった。
午前中は浜ノ瀬の御旅所へお渡り。宮入りは午後3時、中組からスタート。各組とも幟差しを披露し、境内で獅子舞を奉納。鳥居前では四ツ太鼓が練り、高々と持ち上げて「サイテクリョー」を披露すると、拍手と歓声が湧き起こった。見物人は増え続け、夜になると身動きがとれないほどの人だかりとなり、ムードは最高潮。幟や屋台が境内から出ると「来年の~来年の~な~ごりな~ごり惜~しやな」の声を張り上げ、日付が変わるころまで盛り上がった。
各組とも時間を守ったスムーズな進行で、予定通りの終了時間だった。
写真=多くの見物人の中でサイテクリョー(東薗組)