南部高校で初のマーケット大にぎわい

 南部高校が農場近くに新しく建設した食と農園科の実習棟で26日、南高マーケットが開催された。完成後初めてのイベントで、11月中にもテーブルやいすを置いてカフェ風にして地域住民に開放する計画を立てており、今回はプレオープン。開店前から近所の人ら多くの客が集まり、生徒手作りのパンや菓子、野菜などオリジナルの“南高ブランド”は飛ぶように売れ、大好評となった。

 地域産業を担う若きスペシャリストを育成しようと、2017年度に食と農園科を新設。園芸、加工流通、食文化探求の3コースがあり、生徒が専門技術を身につけられる施設を新築した。建物は木造2階建て、延べ床面積1661平方㍍。1階には販売実習室があり、縁側部分をウッドデッキ風に仕上げており、テーブルやいすを置いてカフェ風にして地域住民にも開放する。1階でつながっているアイスクリーム実習室、製パン実習室で生徒が手作りした商品やジュースなどを提供し、生徒や住民が憩える空間にする計画だ。

 新施設の完成とカフェ計画を多くの住民に知ってもらおうと、今回は一日限りのプレオープン。午前9時半のオープン前から約50人が行列を作る人気ぶりとなった。

 販売実習室には、生徒たちが作った食パン、梅の実ケーキ、露茜のマフィン、マーブルケーキ、マドレーヌ、梅シロップ、イチゴジャム、プリン、アイスクリームなど加工品と、農場で栽培した野菜と野菜苗がずらり。食パンはあっという間に売り切れ、プリンや菓子、野菜なども飛ぶように売れていた。

 田辺市の西村佳奈子さん(41)は「無添加で安全な上に値段も安く、定期的にオープンしたらまた来たいです」と笑顔。みなべ町の山本浩之さん(47)も「生徒が製造から接客までしていて、いい経験になると思う」と話していた。

 イベントを企画運営した生徒の一人、柳田金次朗君(3年)は「使う食材はすべて農場で栽培し、無添加で加工するなど安全にも配慮しています。こんなに多くの人に来てもらってうれしい。これからこういう機会を増やし、地域の人と密接にかかわりながら、南高を盛り上げたい」と話した。

写真=多くの人でにぎわう販売実習室

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