ハチ刺傷の救急搬送が増加

 日高町志賀(谷口)の山道で15日、スズメバチに刺されて病院に運ばれた男性が死亡した。翌16日にも日高川町内の山中で80代の女性が刺され、女性は軽症とみられているが、これで今年ハチに刺されたことによる日高広域消防の救急搬送は11人。昨年の2倍以上となっており、注意を呼びかけている。

 亡くなったのは、志賀の無職石田肇さん(86)。現場は谷口の町民プールの西側で、御坊署によると、15日午前11時42分ごろ、通りかかった男性から「男性がハチに襲われて倒れている」と通報があり、日高広域消防隊が駆け付けたところ、石田さんはあおむけに倒れ、周囲には無数のスズメバチが飛んでいた。

 石田さんはドクターヘリで和歌山市の病院に運ばれたが、顔や手足に合わせて約100カ所のハチに刺された痕があり、搬送先で午後11時14分、死亡が確認された。死因は蜂に刺されたことによる多臓器不全。午前10時ごろ、家族に「畑を見に行く」と言い、家を出ていたという。

 これを受けて日高町役場は15日から16日にかけ、現場と周辺に注意喚起の立て看板を設置。早急に巣を撤去するとしている。

 また、16日には日高川町上初湯川地内の山中で、女性がスズメバチとみられるハチに刺された。女性は山の中にある畑で作業中、頭を2カ所刺されたが、自力で道まで下り、御坊市内の病院に運ばれた。

 日高広域消防管内で今年、ハチに刺されたことによる搬送は、これで11人目。日高町役場による防護服の貸し出し、同町シルバー人材センターに寄せられる巣の撤去依頼の件数は昨年並みかやや少ないが、救急搬送は昨年1年間の5人から2倍以上に増えており、日高広域消防は「巣の近くや草木の多い危険が予想される場所は注意してください」と呼びかけている。

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