「いい祭り」いつまでも

 「鈴木姓の発祥の地」とされる海南市が国史跡「鈴木屋敷」を復元しようと、全国各地の「鈴木さん」らにインターネット上で寄付を呼びかけるクラウドファンディングを行っていた。御坊市でも民間のグループが御坊祭を盛り上げ、小竹八幡神社の修復へ、クラウドファンディングを実施中。それぞれ歴史と文化を守り、観光資源として生かそうと、地域活性化に向けたいい取り組みだと思う。

 2日の印南祭から始まった日高地方の秋祭りはシーズンも終盤に入る。今年は2年ぶりに地元の祭りに氏子・若中として参加。汗ばむ暑さのなか盛り上がったと思う。20日には塩屋王子神社と熊野神社の祭礼に取材でおじゃま。北塩屋では女児が巫女神楽を奉納する「美人王子」が披露され、熊野祭では子ども獅子が息ぴったりの舞を披露した。いずれの祭りも多くの「いい顔」がいっぱい。活気あふれる「いい祭り」だった。また、ホームページの写真集で楽しんでもらいたい。

 祭りについては特に由緒や歴史に詳しいわけではなく、氏神さまに対する氏子としての務めのようなものだと思っている。「いつもお世話になります」「またよろしくお願いします」という風な感じ。自身が生まれた時や初詣に参拝するのと同じように、参加しなくてもきちんとお参りする。

 もう一つ、伝統芸能の継承はもちろん、世代間と地域の交流が図られるといういいところがある。進学や就職で離れた人も含めて集い、また新たな出会いがある。そして地域の元気、パワーが爆発。来年も、10年後も、100年後もにぎわってほしい。この先も笑って楽しい祭りができれば。(笑)

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