御坊祭盛り上げへ中田さんがCFで支援募る

 「紀州うめどり」「猫とこたつと思い出みかん」などを販売する和歌山グルメのネットショップ「チキンナカタ」を運営する御坊市名屋町、有限会社中田鶏肉店店長の中田直希さん(43)は、毎年10月4、5日に行われる小竹八幡神社秋季例祭「御坊祭」を盛り上げ、遷宮350年を迎える同神社の修復へ、クラウドファンディングで支援を募集している。

 中田さんは昨年、御坊祭を題材にした動画を撮影。祭りに登場する四ツ太鼓の乗り子に化粧を施す場面を中心に映像を編集し、今年3月、日本国際観光映像祭の文化的観光部門で優秀賞を受賞した。これをきっかけに和歌山の観光資源としての御坊祭の可能性を感じ、350年の伝統と神秘性を持つ祭りの魅力を発信することで、地元を盛り上げたいという思いからクラウドファンディングを企画した。

 募集はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE]を利用。サイト内で「御坊祭」をキーワード検索すれば詳細が見られる。期間は来月30日までで、目標金額は100万円。主なリターン商品には今年の御坊祭を収めたブルーレイディスク、御坊・日高地方産の紀州みかん、ブランド鶏「紀州うめどり」の鍋セット、御坊祭ミニ四ツ太鼓、獅子頭を用意している。

 調達した費用は遷宮から約350年の歴史があり、御坊祭の舞台となる小竹八幡神社の修復に充てるほか、昨年の台風21号で自身も被災した経験から、今年同じように被災した千葉県へ義援金として寄付。「観光資源をつくることやPRに乏しい地方は年々人口が減っており、私たちのまち御坊市も例外ではありませんが、今回のクラウドファンディングを通じて和歌山、日高地方最大のお祭りである御坊祭をより多くの方に知ってもらい、和歌山の観光資源の一つとして認知していただけたら」と話している。

 御坊祭は神賑行事として獅子舞や奴踊りなどを奉納し、余興奉納として四ツ太鼓が登場。乗り子と呼ばれる歌舞伎の隈取りと同様の厚化粧をした子ども4人が乗り込み、太鼓を曲芸的にたたく。

写真=支援を募集している中田さん

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