
今月11日の自民党役員人事で参議院幹事長に就任した世耕弘成参議院議員(56)=和歌山県選挙区・当選5回=が21日、日高地方入りし、各市町で後援会との懇談会を開いた。
印南町商工会館では支持者ら約80人が参集。世耕氏は今年7月の参院選の支援に感謝したあと、「安倍総理は私に経済産業大臣を留任させるかどうか、相当悩んだ。最終的に『参議院をまとめられるのは世耕しかいない』と判断した」と説明。「参議院は120人の自民党議員がおり、これをまとめていくのが参院幹事長の仕事。野党との交渉もしなければならない。安倍総理は憲法改正をしたいわけだが、野党と交渉しながら憲法改正を実現する、これが私の大きな仕事」と強調。「これまで副官房長官で政府全体を見てきた。そして経済産業大臣として巨大官庁をまとめた。今度は参院側の党をまとめる役目をしながら、野党との交渉を無事乗り切れるかどうか。この能力を示し、さらに次のステップへ進んでいきたい」と決意を示した。また、「和歌山には二階幹事長もいる。衆参両方の幹事長がいることになり、和歌山はいま絶大な力を持っている。私は参院幹事長の立場として総合的に地方活性化にも取り組みたい」と述べた。
地元の日裏勝己町長、坂本登県議らもあいさつし、一層の活躍へ期待を込めた。
写真=「地方活性化にも取り組む」 と世耕氏(印南町商工会館で)