選手育成法の見直しを

 全国高校野球選手権大会の岩手県大会決勝で、大船渡・佐々木朗希投手が登板を回避したこと。個人的には、甲子園がかかる大一番、エースにはマウンドに上がってほしかった。報道によると、監督が故障の可能性が高いとして起用しない決断を下したそうだが、高校3年生くらいになれば、やれる、やれない判断はある程度自分でできたと思うし、みんなと一緒に甲子園へ行くという夢へ向かってチャレンジすることも大事だったのではと考える。投げた、投げなかった、いずれにしても将来の球界を担う逸材には賛否両論巻き起こるのは仕方がなく、専門家の回避賛成、反対両論とも違いはあっても間違いはないだろうから、一方的に否定するのではなく今後の選手育成への参考にすべきである。

 ネットで佐々木投手関連の記事をいろいろと読んでいると、この夏の甲子園にも出場している宮城の強豪・仙台育英のことも紹介されていた。1年生は練習でのキャッチボールを含めて1週間に300球までと投球制限があるなどだ。故障防止へ指導者が研さんを積み、よりよい方法を研究、実践する。もっと広がっていってほしい取り組みである。

 近年、高校野球ばかりがクローズアップされるが、小学生や中学生の野球、その他のスポーツでも選手育成法の見直しは欠かせない。小学生の野球なら試合(大会)が多すぎないか、もっと基本重視の練習を増やした方がいいのではないか。野球関係者から何度も聞く話だが取り上げられるどころか年々、状況は逆の方に向かっているように感じる。せっかく剛腕が投げた一石。選手育成に携わる人には敏感に反応してもらいたい。(賀)

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