災害時避難施設 メモリアルウエストが町と協定締結

 美浜町田井の総合葬祭業、㈲メモリアルウエスト(岩中豊泰社長)は6日、町との間で災害時における一時避難所等施設利用に関する協定書を締結した。同社は近く、田井の葬儀式場への世界最大級のLPガス発電装置の設置工事を始める予定で、停電時も発電機により電気が供給される施設を避難所として地域住民に開放する。

 発電機を導入するのは、田井の総合葬儀式場メモリアルウエストで、災害で停電が起こった場合、LPガスで発電し、式場に電気を供給する。LPガスは容器で運ぶことができるため災害時に力を発揮し、東日本大震災のときも数日で供給を再開した実績がある。災害に備え、国も避難所などへ導入を促進している。

 今回導入するのは、LPガスで稼働する発電機では世界最大クラスのもので、容量は家庭用のLPガス(50㌔㌘)約60本分。節電しながら利用すれば、1カ月以上も電気を供給できる。発電だけでなく、ガスとしても利用できるのでコンロも使用でき、メモリアルウエストには最大約100人が避難できるが、葬儀会場に抵抗ある人のため和室の開放を予定している。

 締結式で籔内美和子町長は「町内には停電対策済みの避難所がなく、協定の締結により住民の皆さんも安心できる。とてもありがたいお話です」と感謝した。

 同社の笹新治顧問は「日ごろの感謝を地域の皆さんにお返しできればと設置を決め、昨年の台風による大規模停電を教訓に、2、3日しのぐための電力では足りないと考えました。もちろん、発電機を設置すれば終わりという話ではなく、弊社が存続することが地域の皆さまに避難所を提供することにつながり、社員一同、覚悟を持って維持管理に努めていきたい」と話している。

 発電機は9月初旬に着工し、11月ごろから稼働。工事は、御坊市島の㈱古田鉄工所(古田謹章代表)が担当する。

写真=協定締結書を手に籔内町長と岩中社長

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