印南の川又観音 危険な太鼓端を架け替え

 厄除けの観音として知られる印南町川又地内の川又観音で、参道の3カ所の橋が25年ぶりに架け替えられた。これまでは風情ある木造の太鼓橋だったが、足を滑らせるなどの危険もあったため、老朽化を機にほぼ水平の歩きやすい橋に変更。安全性を最優先し、参拝客を迎える。

 川又観音は室町時代、熊野詣での修験者が「菱の滝」に打たれて修行中、滝つぼから光る金の観音像を見つけ、祠を設けて祭ってきたのが現在の奥の院と言われている。県天然記念物のトチノキやシャクナゲの里としても知られ、最奥の菱の滝は和歌山県水百選に認定されている。

 橋は川又観音の社殿から菱の滝や奥の院へ向かう途中の参道にあり、長さ4㍍の橋が1カ所、6㍍の橋が2カ所。木造の太鼓橋は長年の歳月を経て老朽化し、一部穴が開くなどしていた。新しく架け替えた橋も木製だが、手すりは鉄製。歩く部分は太鼓橋のようなアーチ型ではなく、ほぼ平な形にした。施工は川又の谷口建設(谷口博代表)。

 川又観音の総代長谷口晴太郎さん(72)は、「太鼓橋もよかったが、滑って危ないという声が多かった。これで安全に参拝してもらえる」と話している。

写真=川又観音の参道に架け替えられた橋

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