千年に一度の大雨 県が洪水浸水区域図作成へ

 日高地域における大規模氾濫減災協議会が9日、日高振興局別館で開かれ、県から日高川、印南川、切目川、南部川の4河川を対象にした「想定最大規模降雨(千年に一度クラスの大雨)による洪水浸水想定区域図」を、今年度中に作成、公表することが報告された。これを基に各市町がハザードマップを順次作成し、大規模災害に備える。

 近年、大雨や短時間強雨の発生が多くなり、全国各地で毎年のように甚大な洪水被害が発生している中、2015年5月の水防法改正に伴い、千年に一度の豪雨による洪水浸水想定区域図の作成が求められている。これまでも洪水浸水想定区域図はあったが、今回は最大規模の大雨に特化した洪水浸水想定区域図となり、▽想定最大規模の降雨量▽避難が困難となる浸水深(50㌢以上)が継続する時間▽家屋の流出、倒壊をもたらすような氾濫や河岸の崩壊が発生する恐れがある区域――を示す。

 和歌山県では、管理する20河川を対象に同区域図を作成する方針で、今年2月には和歌山市の和田川、有田市の有田川、本宮町の熊野川など7河川を公表。日高地方の4河川を含む残り13河川でも作成を進めている。これを基に日高地方の各市町もハザードマップを作成する予定で、御坊市は先月末に作成委託業者と契約、来年1月末の完成を目指している。県は、今回の対象河川に入っていない由良川についても、今後同様の区域図の作成を検討していく。

 同協議会は県、日高地方の7市町、和歌山地方気象台、国土交通省近畿地方整備局河川部で組織し、17年7月に設立。「日高地域の減災に係る取組方針」をまとめ、各種施策を展開している。

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