
来年度から小学校のプログラミング教育が必修となるのを前に、美浜町の松原地区公民館で毎月2回、子どもの無料教室「みはまプログラミング倶楽部」が開かれている。
講師は、和田の橋吉男さん(71)。橋さんは、旭化成㈱で工場のパソコンネットワーク管理などを担当し、定年退職後は、田辺市のオフィスメイト㈱で、昨年の秋までパソコン関係の講師を務めた。「今の世の中、パソコンがないと仕事ができない社会で、今後はもっとIT化が進む。子どものうちからプログラミングの考え方に親しんでおくことが大切」と教室を開いた。
27日は、御坊市や日高町の児童4人が参加。タイピングの練習をしたあと、スクラッチというプログラミングソフトを使って、アニメーションを作成した。画面上の馬を猫が捕まえるというストーリーで、子どもたちは、猫や馬にどう指令を出せば思うように動くのかを考えながらプログラムし、完成したアニメを再生させると笑顔がこぼれていた。
野口小4年生の北原佳那恵さん(10)は、「自分が考えた通りにアニメが動くのがおもしろい。ロボットとかも動かしてみたいです」と話していた。
同教室では、ロボットプログラミングや自作コンピューターのプログラミングなども行える。毎月第2、4土曜、午前10時から正午まで開催。対象は小学3年生から中学生程度。また、毎週木曜の午後1時半からは同公民館でシニアパソコンサークルも開いている。いずれも要予約。
問い合わせは橋さん℡0738―23―3469。
写真=髙橋さんの指導でアニメを動かし笑顔の女の子