夢の東京五輪チケット
- 2019/7/29
- 日高春秋
一日の過ぎるスピードが今までにも増して早くなったような気がする。5月からみなべ町に担当が変わり、間もなく3カ月。あれも、これもしなければと時間に追われる仕事をしているからなのかもしれない。インターネットで調べてみると、心理的な要因で年齢を重ねると多くの人が時間を早く感じるようになるとあった。もちろん時間の長さが変わることはない。せっかくなら楽しく過ごした方がいい。嫌な予定が来る日を待つのはしんどいが、楽しい予定を待つのはワクワクする。そんな予定をたくさん入れると、一日の長さの感じ方も変わるかもしれない。
楽しみな予定の一つは、東京オリンピック。2020年7月24日が開会式まで、あと1年を切った。早くも五輪切符を手にした選手も出てきた。大手新聞などでは過去のオリンピックメダリストのインタビュー記事も増えてきた。すさまじいプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、結果を出すために血のにじむ努力を重ねてきた、多くのオリンピアンに共通すること。その瞬間瞬間を競技に全力で打ち込んだ、平凡な筆者にはうらやましく感じる。
大人になると、子どものころのような感動は薄れ、毎日の生活も変化が少なくなりがち。働き盛りの40代真っただ中だが、ふと自分を見つめなおし、いい時間を過ごしたいと感じる今日この頃。東京オリンピックを生で観戦できれば、どれほどの感動と非日常を味わえるだろうか。想像しただけでワクワクする。最大の難関はチケットに当選すること。1次抽選ではすべて落選したが、8月には敗者復活の抽選、秋には2次抽選が待っている。筆者の戦いはまだ幕を開けたばかりだ。(片)