陸自和歌山駐屯地 地域に感謝と決意の57周年行事

 美浜町和田、陸上自衛隊和歌山駐屯地(荒木憲司令)は8日、創立57周年記念行事を行った。荒木司令は半世紀以上にわたる駐屯地活動への地域の支援に感謝のうえ、隊員に対しては高まる大規模災害の危機、安全保障上の脅威を踏まえ、「これから生まれてくる新たな命に、平和な我が国を引き渡すため、和歌山駐屯地としてその旗を高く掲げ、日々錬磨を続けてほしい」と激励した。

 記念式典には、籔内美和子美浜町長ら周辺地域の首長、県議会議員、同駐屯地協力団体などから約150人の来賓が出席し、詰めかけた多くの見学者が見守る中、隊員が一糸乱れぬきびきびとした動きで入場。荒木司令はこれまでの地域の支援に感謝のうえ、高まる安全保障上の危機に対し、「脅威や危機はこれからも絶えず存在し、我々はあらゆる事態に即応することが求められ、決して失敗は許されない」と述べ、多発する自然災害への対応も含めて隊員を激励。最後に「皆さまから寄せられた期待と信頼に思いを致し、家族・地域とある駐屯地としてその使命を果たすことを誓います」と決意を示した。

 航空自衛隊のファンシードリルや装備車両の一部を披露する観閲行進、隊員による太鼓演奏やレンジャー隊員のロープ懸垂など訓練の披露もあり、親子連れら一般の見学者も楽しんでいた。

 記念式典前には、駐屯地に対する協力、防衛基盤の育成、強化に貢献した人、援護企業に感謝状を贈呈。今年は自衛隊和歌山協力会副会長の小池佳史さん(御坊市湯川町)、同協力会会員の山本文治さん(美浜町)ら5人と、関電パワーテック御坊事業所(御坊市塩屋町)など2企業が受賞した。

写真=荒木司令が見つめる前を行進する94式水際地雷敷設車

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