熱中症、早めの対策を

 ここ数日、曇り空が続くも、近畿地方にはまだ、梅雨入りの発表がない。調べると、近畿地方の梅雨入りは昨年が6月5日ごろ、平年が6月7日ごろ、特定できなかった年もあるが、最も遅かったのは1958年の6月25日。今年は遅い記録に近づいている。

 一方、気温の上昇も比較的に緩やかで、夜は涼しく、朝は寒いぐらい。5月に最高気温30度以上の夏日となる暑い日もあったが、いまのところ、過ごしやすい毎日と言える。熱中症とみられる症状による救急搬送も日高地方では19日現在で2人だけ。昨年は御坊市消防で6月26日から9月23日まで20人、日高広域消防で5月11日から9月16日まで60人の計80人が病院に運ばれており、気温の上昇とともに発症する人が増えるため、あらためて予防の意識を高めたい。

 先日、熱中症が疑われるときの対応が、ニュースで紹介されていた。応急処置の頭文字をとった「FIRST」。「水分補給」(Fluid)、「体を冷やす」(Ice)、「涼しい場所で休む」(Rest)、「15~30分ほど様子を見る」(Sign)、「それでも改善しなければ治療」(Treatmet)が必要として、病院や診療所への受診を促すという。

 全国的に猛暑に襲われ、気象庁も「異常気象だった」と認定した昨夏。総務省消防庁のまとめでは昨年5月から9月までの熱中症による全国の搬送者数は9万5137人で、おととしの2倍近くに達した。予防は▽こまめな水分補給▽扇風機・エアコンの上手な利用▽涼しい服装・日傘・帽子の着用▽バランスのいい食事と十分な睡眠――が大切。夏本番、梅雨入りを先取りし、暑さに慣れていない時期から早めの対策が必要だ。(笑)

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