
日高川町高津尾の日高川交流センターで27日、町公民館講座の第1回薬膳料理教室が開かれ、町内の主婦ら20人が参加した。
薬膳とは「3000年の歴史を持ち、東洋医学の考え方を基に、その人の体質に合わせて食材に栄養価の高い生薬を加えてつくる健康料理」とし、12月5日まで全6回の講座を予定している。講師は料理研究家・和漢薬膳食医・漢方養生指導士の竹内美津子さん(小熊)。調理実習をメインに薬膳料理を学ぶ。
初回は薬膳についての講義を行い、竹内さんは「未病(発病に至らない軽い症状がある状態)を健康に持っていくのが薬膳の役割」などと説明。五臓の仕組み、東洋医学や薬膳の歴史なども分かりやすく紹介し、「毎日冷蔵庫にあるもので薬膳食をつくりましょう。未病のうちからの病気予防へ家庭から取り組んでいきましょう」と呼びかけた。
講義終了後にはモリンガ、ナツメなどの生薬、食薬を使った薬膳料理の調理実習、試食も行われた。
整体師の野手美佳さん(三十木)は「東洋医学に興味があり、食の勉強もしたいと思って参加しました」と熱心に講義に聞き入っていた。
写真=薬膳について説明する竹内さん