御坊署と郵便局 暑中はがきで特殊詐欺注意喚起
- 2019/6/19
- 社会

オレオレや架空請求という特殊詐欺の被害を防止しようと、御坊郵便局(久野達一郎局長)を中心に御坊署管内の全30郵便局が連携し、今年も注意を呼びかけるくじ付き暑中・残暑見舞いはがき「かもめ~る」を配る。7月6日まで趣旨に賛同する個人や事業者から協力(協賛)を求めている。
はがきは表面に「ストップ! 特殊詐欺」と大きく印刷し、「『令和』『五輪』の儲け話は詐欺かも」「あわてるな! まず相談 ♯9110」。裏面には詐欺の手口とともに御坊署の電話番号を記載している。
昨年の被害は県内で50件、約2憶4800万円、うち御坊署管内は3件、約1500万円。ことしは5月末までに県内で13件、2100万円、御坊署管内はない。
19日、御坊郵便局で内容についての打ち合わせが行われ、御坊署の大野矢雄署長は「自分は大丈夫と思っている人が被害に遭ったりする。はがきでだまされていることに気づいてもらえれば」。久野局長は「被害を水際で防げるように協力したい。届いたはがきは電話のそばや目に見えるところに置いてもらいたい」と期待を込めた。
取り組みは5年目で、各事業所の協賛で実現できる仕組み。協賛は1口6200円(100枚分)の協賛金を募っており、約1万戸への配布を目標にしている。配達は7月20日以降の予定。協力についての問い合わせは御坊郵便局℡0738―22―0050。
写真=特殊詐欺撲滅を目指して手を取り合う大野署長㊨と久野局長