地域の特産「ひだかブランド」が誕生

 日高広域観光振興協議会(金﨑昭仁会長)は、特産品の普及、販売促進を目的に、日高地方発祥の品種、品目にこだわった「ひだかブランド」を立ち上げた。県外からも幅広い人気と知名度を誇る「日高発祥ブランド」と、これから県内外にPRしていきたい「日高新星ブランド」の2種類があり、合わせて12品の推奨を決定。14日に美浜町の松てるわ広場で発表会が開かれた。

 日高発祥ブランドは、①日高地方で初めて生み出された②原則3者以上が生産・製造している③ブランド名が広く一般的に認知されている④県外でおおむね5年以上継続して販売した実績がある――の4要件を満たす特産品ブランド。10月上旬から味わえると全国的に人気の「ゆら早生」(由良町)、1975年ごろから加工品を作り、地域の特産として守ってきた「黒竹民芸品」(日高町)、興国寺を開山した法燈国師が製法を伝えたとされる「金山寺味噌」(由良町)、すでに日本一の梅ブランドとして定着している「南高梅」(みなべ町)の4品種・品目が決定した。

 日高新星ブランドは、これから県内外へ広く売り出したい品種・品目で、推奨には日高地方で初めて生み出された、原則3者以上が生産・製造していることが条件。決定したのは、近年その栄養価が注目され2年前から販売を開始した「紀州あかもく」(由良町)、ワカメの柔らかな葉の部分を板状に張り合わせて乾燥させた「ハリワカメ」(由良町)、イタドリ(通称ゴンパチ)を特産品にと旧美山村生活研究グループが3年がかりで開発した漬物「ごんちゃん」(日高川町)、印南町の郷土料理として伝わる「かきまぜご飯」を手軽に食べられるレトルトパックの「かきまでご飯の素」(印南町)、由良町衣奈の柔らかさが人気の乾燥ワカメ「衣奈ワカメ」とワカメの軸を使った佃煮「衣奈そだち」(いずれも由良町)、煙樹海岸沿いの松林内に堆積する松葉を集め、1年半かけ堆肥にし、これを利用して栽培されている松きゅうり、松いちご、松とまとの「松ブランド野菜」(美浜町)、御坊市内の菓子店5店が歴史や文化のストーリーを込めて作った「幸せくるる御坊のお菓子」の8点。

 同協議会は、今年11月に県内で開催されるねんりんピックを絶好のPR機会として、全国から訪れる選手団50万人に向け、パンフレット配布や販売ブースの出店などで「ひだかブランド」を積極的にPRする。

 この日の発表会で金﨑会長は、「ひだかブランド事業を通して、少しでも観光客が日高地方の特産品を知るきっかけを提供し、購買へつながるよう取り組んでいきたい」とあいさつ。各商品の紹介や、農産物を使った梅干し、巻き寿司、プリンやゼリー、ジャムなどを含む試食会も開かれた。

 日高新星ブランドに推奨決定した「かきまでご飯の素」を販売するいなみの料理広め隊の小田美津子代表は、「ひだかブランドとしてPRしていただいて、全国の若い人からお年寄りまで、印南の郷土の味を楽しんでもらいたいです」と話していた。

写真=ひだかブランド12品目を前に金﨑会長(左から2人目)ら

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