受動喫煙から人を守る

 先月31日の世界禁煙デーから今月6日までの禁煙週間で、健康日高21推進協議会たばこ専門部が、各地でパネル展や街頭啓発を行った。御坊市役所1階ロビーでは県立医科大学保健看護学部の学生がまとめた「タバコの影響」「敷地内禁煙」「受動喫煙」「禁煙外来」についてのポスターを掲示。受動喫煙の防止を訴えていた。

 健康増進法の改正で今年7月に学校、病院や行政機関が原則敷地内禁煙となり、続いて来年4月から飲食店や職場での規制がスタートする。市役所では県立医大の学生が来庁者に声をかけ、ポスターにまとめた内容などを解説。吸わない人には受動喫煙に注意するよう、吸う人には周囲への配慮を伝え、取材の延長で喫煙者の筆者も、加熱式たばこやサードハンドスモーク(残留受動喫煙、三次喫煙)について説明を受けた。

 受動喫煙の防止を目的とする改正健康増進法を巡っては、自治体独自の取り組みも活発化。調べてみると、東京都や千葉市では経営規模にかかわらず、従業員のいる店では喫煙室以外を禁煙とする条例ができ、愛知県豊橋市は国の対策では別扱いの加熱式たばこを紙巻きたばこと同じとする条例を設けている。一方、敷地内禁煙にした大学の校門付近や路上でたばこを吸う人が増え、住民から苦情が寄せられるというトラブルも。

 昨年旅行したロンドンのまちでは、数十㍍おきに灰皿があり、歩きたばこの人もちらほら。それに比べて日本は禁煙や受動喫煙防止に熱心だと思う。禁煙週間は終わったが、吸う人も、吸わない人も受動喫煙防止について意識を高く、大切な人だけでなく周囲の健康を守りつつ、誰もが心地よく生活できるよう考えたい。(笑)

関連記事

フォトニュース

  1. 特殊詐欺に気をつけましょう!

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 大阪空襲の直前に帰郷 印南町山口に生まれ、現在は美浜町吉原(新浜)に住む芝﨑シヅヱさん。父五郎右衛…
  2. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  3. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  4. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  5. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「悪人」「怒り」等、多くの作品が映画化されている吉田修一。最新の映画化作品は藤原竜也、竹内涼真ら出…
  2.  週刊少年ジャンプに連載中の漫画「Dr.STONE(ドクターストーン)」を紹介します。  …
  3.  短歌をやっている母の本棚に20年ほど前からあった著者のサイン入り歌集ですが、今回初めて中身を読みま…
  4.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  5.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
ページ上部へ戻る