5時過ぎたらUSAばらし

 入学式や入社式が行われた4月から1カ月半が過ぎた。新入生や新入社員にとっては違った環境にも少しずつ慣れてきた頃ではなかろうか。初めは何をどうすればいいかさえも分からず、やる気ばかり空回りすることもあったかもしれない。学校や職場の雰囲気に溶け込むのも一苦労だったと思う。しかし、そうした環境にも対応できるようになってくるのがこの時期だろう。

 無我夢中で取り組んできた時期を過ぎると、陥りやすいのが五月病。連休明けごろから急激に無気力、無関心になることから名付けられ、緊張感からの解放、実態に対する失望、新たな目標の喪失などが要因という。症状は「学校や会社に行きたくない」「なんとなく体調が悪く、授業や仕事に集中できない」など。

 筆者も連休明けから、長年担当してきたエリアから配置換えで新しいエリアを担当することになった。支局勤務から本社勤務となって職場の雰囲気も変わった。まさに新入社員の気分。取材先では初めて会う人ばかりだし、取材内容についても最初から教えてもらわなければならない。毎日が四苦八苦の連続で、パニック状態となることも。環境の変化にも慣れず、しんどい思いをすることもある。

 第一生命保険は毎年実施している「サラリーマン川柳コンクール」のベスト10の作品を発表した。寄せられた句4万3691点から1位に選ばれたのは、「五時過ぎた カモンベイビーUSA(うさ)ばらし」。DA PUMPのヒット曲「U.S.A.」の歌詞をもじった表現で、サラリーマンの気持ちを表した一句。仕事が終わったら嫌なことを忘れ、不愉快な気分を一新しよう。五月病の特効薬としては一番だ。(雄)

関連記事

フォトニュース

  1. オッス! ボクきぃぽん

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る