配置換えで心機一転
- 2019/5/28
- 日高春秋
5月の連休明けから本紙の記者の担当エリアが、総入れ替えとなった。基本的に各記者とも過去に担当したことのない市町に異動した。初めての市町ではその自治体の歴史や各取り組み過去の成果なども一から取材することとなるので、当面はこれまでより取材に要する時間は多くなると思うが、記者が変われば視点も変わるので、紙面の活性化にもつながっていく。
美浜町、印南町、日高川町と担当してきた筆者だが、今回は編集部を離れ、ネット関係の事業を行う、Smart事業部に移った。インターネットの普及によりニュースの入手方法が新聞からネットに移り変わり、紙ベースの全国紙などは大きな影響を受けている。ネットに情報があまり出ない地方新聞は、全国紙に比べれば影響は小さいが、人口減少などで今後の購読者確保が難しくなる中、新事業を展開するために約6年前に立ち上がった。
主に店や企業などのホームページを制作する「スマートHP」や結婚や出産、各種祝賀会の際にオリジナル新聞を発行する「マイ新聞」を中心とした事業を行う。筆者は御坊市の教育関係や高校などの県教委関係、また本欄など、引き続き記者としての仕事もあるが、中心は新たな部署となる。
会社のホームページの製作などにはかかわってきていたが、顧客との打ち合わせなど営業的な仕事もあるので、慣れないこともあるが、新鮮さを感じながら取り組んでいる。この部署ではキャッシュレスやマップエンジン最適化の「MEO」など、新たな事業も展開する。会社の業務ではあるが、日高地方のIT化による地域活性化への思いも込めて、各事業に取り組んでいきたい。(城)