夢と希望の五輪チケット
- 2019/5/15
- 日高春秋
1981年のロサンゼルスオリンピックで、カール・ルイスが100㍍で金メダルを取ったとき、筆者は9歳だったが、いまでも記憶に残っている。200㍍、走幅跳び、4×100㍍リレーと4冠を達成していたことは覚えていないが、とにかく100㍍での速さ、強さは強烈なインパクトがあった。個人的には過去のオリンピックの中で最も記憶に残っている場面で、オリンピックといえばカール・ルイスを思い浮かべる。子どもながらに陸上競技に関心を持つきっかけになった。いまでも陸上観戦は大好きだ。
2度目の東京オリンピックまであと1年と2カ月。今月9日からは観戦チケットの申し込みが始まった。初日、ID登録を済ませて申し込みしようと試みたが、数万人待ちであきらめた。早い者勝ちではなく抽選なので、すいていそうな平日を狙い、13日にトライしてみると、待ち時間なし。当たればラッキーと、開会式やバドミントンなど7セッション、上限の30枚分を申し込んだ。6月20日に抽選結果が発表される。万が一当選した時の出費のことなど考えず、ワクワクして待ちたい。
先日、東京で行われた二階俊博自民党幹事長が会長の政策集団志帥会のパーティーを取材した。特別ゲストの安倍首相は「子どもたちが夢や希望の持てるオリンピックにしたい」と抱負を述べた。4年に1度の祭典は、子どもたちに夢を抱かせるきっかけになる。テレビ観戦もいいが、会場の緊張感、熱気、スケールなど、現地観戦から得るものは大きい。少しでも多くの子どもたちが観戦できればいい。筆者もこれから大志を抱くであろう中学生の子を持つ父。どうかチケットが当たりますように。(片)