フルコン空手道選手権 前田選手が優勝

 直接打撃制空手で階級別に国内最強、世界大会日本代表を争う東日本大震災復興支援チャリティー/骨髄バンクチャリティー「第5回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」は18、19の両日、大阪市・エディオンアリーナ大阪で開かれ、男子軽重量級(75㌔以上・85㌔未満)に出場した新極真会和歌山支部御坊道場の前田勝汰選手(25)=美浜町和田・御坊市役所=が全6試合を快勝して優勝。今秋と来年の2つの世界大会出場権を獲得した。

 65選手が2日間にわたりトーナメントで激突した軽重量級の部。昨年の全日本チャンピオン・加藤大喜選手、第1回JFKO国際大会軽重量級準優勝のベテラン・島本一二三選手に続く第3シードの前田選手は2回戦から4回戦までの3試合を本戦5―0。準々決勝は本戦4―0で突破し、準決勝と決勝も本戦5―0で快勝した。

 4回戦、多田成慶選手との対戦では得意のパンチがさえ渡り、下突きで技ありを奪って勢いを増した。準決勝で顔を合わせた島本選手は互いに手の内を知り尽くすライバルの一人だが、相性の良さを生かして終始攻勢。決勝では加藤選手の思わぬ敗退後に勝ち上がってきた江口雄智選手を迎え撃ち、後半、強烈な右のパンチを顔面に受ける反則で前歯1本を折られながらも最後まで積極的にパンチを繰り出し、気迫で相手を圧倒し続けた。

 「本戦で決着をつけるのが僕のスタイル」。4回戦までは本戦2分、準々決勝以降は本戦3分で、その後に2分ずつの延長、最終延長が行われるルールだが、全6試合、果敢に攻撃を仕掛けて思い通りに試合を支配した。2017年、新極真会全世界ウエイト制軽重量級を制したあと、「外国人選手と戦うにはもっとパワーが必要」と実感。自分の体重を負荷にして行う筋トレ「自重トレーニング」の時間を増やしてパンチ力に磨きをかけてきており、「パンチで技ありを奪えたし、練習の成果を出すことができた」と自身の成長に手応えも口にした。

 会場では和歌山支部の関係者ら100人以上が応援してくれたといい、「(4回戦までの)初日はプレッシャーもありましたが、2日目は思い通りに、思い切り戦えました」と振り返る。出場権を獲得した今秋の全世界空手道選手権大会、来年の第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会は、それぞれ自身4、5回目の世界大会の大舞台。とくに4年に一度、無差別級の世界最強を決める全世界空手道選手権大会に「最高峰の大会で一番の目標」と照準を定めており、「前回は4位だったので、今度は優勝できるように頑張っていきたい」と闘志を燃やしている。

写真=金メダルを胸に前田選手

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