みんな、会いに来てニャ~
- 2019/5/2
- フォトニュース

白浜町で「猫と過ごすバリ風民宿Meong(ミーオング)」がオープン。3匹の猫が女将や仲居を務め、お客をもてなしている。
経営は和歌山市のデザイン事務所の㈱エヌ・ケイ・ステーション(中本活美代表取締役)。7年前に同社に入り込んできた野良猫にエサを与えるなど世話をしたところ、そのまま住み着いたので「社員」として迎えたという。その後も捨てネコなどを社員として起用する「にゃんこ上司制度」を行っており、野良ネコの殺処分ゼロを目指した保護活動に取り組んでいる。同社では現在10匹のネコを社員として雇用している。
今回の「猫と過ごすバリ風民宿Meong」にも野良ネコの保護活動団体「城下町にゃんこの会和歌山」などから譲り受けたネコをスタッフとして採用。2歳(推定)のメス猫「はつこ」が女将、1歳(同)のメス猫「きの」が仲居、1歳(同)のオス猫の「まりん」がコンシェルジュ。このほか人間の社員は2人。部屋は4・5畳から8畳まで計6室を完備しているほか、猫が住み込むスタッフルームも備えており、猫たちが民宿で一生楽しく暮らせるようになっている。昨年12月から試験的にオープンし、これまでに観光客だけでなく地元の猫好きの住民らも宿泊。「猫と触れ合えてうれしかった」「チェックアウトで猫と離れるのが寂しい」という声も聞かれている。猫たちと会うために泊まりに来る宿泊者もいるという。
チェックインは午後4時から9時まで、チェックアウトは午前9時から10時。猫も気分によっては、出入り口でお出迎えやお見送りをしてくれる。宿泊は素泊まりで1人3330円(税込)から、温泉入浴券込み。食事はないが、持ち込みはOK。詳しくは同民宿℡0739―34―2876。
写真=ネコ3匹と人間スタッフでもてなし