狭い道でもやります

 田辺署は、11日から小型で持ち運びできる可搬式の速度違反自動取り締まり装置「オービス」の運用を始めた。従来は取り締まりを行う場所が限定されてしまうという欠点があったが、コンパクトな可搬式オービスはどこでも取り締まりを行えるのが最大の利点。同署は「今後は速度違反の取り締まりを強化していきたい」と話している。

 オービスはレーダーで速度を測定し、制限速度を超えた違反車両や運転手を自動的に写真撮影する。その場で違反切符を切らず、後日に違反した運転者に連絡して出頭を求めることになる。

 従来も速度違反の取り締まりにはレーダーを利用した装置を活用していたが、撮影機能がなかったため、直後に違反車両を止めて運転者に伝える必要があった。このため、取り締まりでは近くに違反車両を駐車させるスペースがある場所に限定されがちとなっていた。今回導入した可搬式のオービスでは、狭い生活道路や通学路でも取り締まりが行うことができるというメリットがある。従来は違反者の誘導など5人程度の署員が必要だったが、可搬式オービスでは2人程度に削減できるという。

 県警では可搬式オービスの運用を先月22日から開始。田辺署管内では11日、田辺市上の山2丁目の田辺第三小学校付近の県道田辺港線(指定速度時速30㌔)で初めて行われた。署員が午前7時ごろに現地に向かい、50㌢程度の箱状の可搬式オービスの装置に三脚を取り付けて歩道に設置。通学時間帯に合わせて取り締まりが行われた。

 同署は「今後は従来の取り締まり装置と合わせて可搬式オービスを運用していく。いままで取り締まりができなかった場所でも可能になり、速度違反の検挙を強化していきたい」と話している。

写真=田辺市内の県道で可搬式オービスで取り締まり

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