御坊市立保育園の調理師が給食費過少申告

 御坊市は25日、市立つばさ保育園の調理師が2015年度から4年間、職員分の給食費を過少申告していたと発表した。主に土曜日の給食費を計上せず、4年間で積もり積もった合計696食分、14万9640円分で、ことし3月に判明して2018年度分は入金し、現時点で12万4485円が未納になっている。

 同園では職員も園児と一緒に給食を食べており、1食215円を支払う仕組み。同園では誰が何食食べたか最も把握できる調理師が職員給食費の計算と納付事務を一任されていた。市によると、期間中に関与した調理師4人のうち指揮的立場にあった一人が主導。園児が少ない毎週土曜は保育士3人態勢で昼食はパン食を取っているが、この土曜3人分をカウントせずに1カ月分の給食費として園長に手渡していたという。園長も調理師を信頼していたため、誰が何食食べたかのチェックはしていなかった。ことしになって、調理師が管理している給食チェック表をたまたま目にして、毎週土曜は誰も食べていないことになっていることに気づいて発覚した。ほかの保育士も全員、調理師が過少申告していることに気づいていなかった。

 同園では職員22人が毎月5000円を給食費として支払っており、余剰金は運動会の弁当代や職員の懇親会の一部に充て、それでも余った現金は年度末に均等に返金していた。このため、主導した調理師が私的に流用はしていないという。24日に説明を聞いた保護者からは「いったい何のためにやったの」との声が聞かれた。未納金は食べた職員を調査して支払ってもらうことにしている。

 市社会福祉課では「不適正事務の原因になった調理師のみによる処理を廃止し、園長と当課でのチェック体制を強化し、再発防止に取り組む」としている。柏木征夫市長は「市民の皆様の信頼を損なう事態に至り、深くお詫び申し上げます。再発防止に努め、公務員としての自覚を促すとともに、綱紀粛正の徹底を図り、信頼回復に努めていく」とコメントを発表した。

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