失言ではなく感情を出す

 新年度が始まったばかりの5日に塚田一郎国道交通副大臣、10日に桜田義孝五輪担当相が、失言の責任を取って辞任した。それぞれ問題になったのは、塚田氏が安倍晋三総理と麻生太郎副総理兼財務相の地元を結ぶ道路事業を「忖度した」、桜田氏は「復興以上に大事なのは高橋(比奈子衆院議員)さんだ」という発言。ネットの発達で情報があふれ、世間の目も厳しくなるなか、気をつけているはずだが、「どうして…」とあきれる。

 一方、筆者自身は無感情だと言われることがある。「喜怒哀楽(きどあいらく)」がない「無無無無(むむむむむ)」。おそらく感情はあるが、表に出ておらず、冷めた性格という意味だろう。(心が)病まない程度に考えると、心当たりがあり、表現した感情が周囲の反応と違っていたり、発した言葉が相手の意に反していたりするのがどこか怖いのだと思う。

 少し古いがKY(空気が読めない)と言われないようにしようとしたり、「怒られたらどうしよう」と気おくれしたりし、知らず知らずのうちに自分を守っているのかも。そのためか「気難しい」「何を考えているか分からない」と見られることも。同調していないように映ることで喜びに水を差したり、悲しみへの同情を得られないというショックを与えたり、いずれにしても好印象は与えず、気をつけなければならないと思う。

 新聞記事は取材した内容を客観的にまとめる。事実のみを書いて主観は文章に入らないが、ニュースを伝えるという意味では冷めていては始まらない。もちろん失言には気をつけながら、新年度は自分を守ってばかりではなく、感情、言葉を出して無二無三に仕事をしたい。(笑)

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