みなべの白梅幼稚園 園児減少で休園

 少子化による園児数の減少で、みなべ町晩稲、学校法人白梅幼稚園が運営する白梅幼稚園が本年度から休園となっている。今後は廃園に向けて手続きを進めていく方針で、67年間の歴史に幕を閉じる。町内の出生数は年々減少傾向にあり、昨年度は74人。合併した翌年の2005年度の104人と比較しても約3割減となっている。

 「南部川村戦後五十年史」によると、白梅幼稚園の近くにある光明寺が第2次世界大戦前から農繁期に託児所を開設し、農家の仕事の手助けをしていたことが始まりで、1952年10月に当時の上南部村の補助を受けて光明寺保育園が設立された。翌53年、厚生省の認可を得て上南部村立白梅保育園が開園となった。55年9月には学校法人白梅幼稚園が村立保育所内に設立の認可を受けた。当時、園児数は多い時で140人程度あったが、その後は少子化で減少。昨年度は12人だった。

 和田教学園長は「いまは形的に休園としているが、事務的な処理を行って廃園となる。子どもは大勢の環境で育つ方がいい」と話している。

 町内の出生数の推移をみると、町村合併の翌年の05年度は104人、06年は111人となったが、100人を超えたのはこの2年間だけ。以後は90人台から60人台の範囲内で推移している。最も少なかったのは15年度の65人。人口も減少の一途をたどり、05年度末は1万4797人だったが、12年度末では1万3917人と1万4000人を割り、17年度末では1万2920人、18年度末では1万2725人と過去最少となった。 

 少子化や人口減の影響で町内の小学校ではことし初めて清川小学校の入学者が0人となったほか、農業面でも後継者不足が深刻な問題となっている。

写真=今月から休園となっている白梅幼稚園

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