豪華客船飛鳥Ⅱが日高港へ初入港

 日本最大の豪華クルーズ船「飛鳥Ⅱ」が23日朝、御坊市塩屋町の日高港に初寄港。岸壁では、御坊市をはじめ日高地方各市町挙げて歓迎セレモニーとイベントを催し、道成寺安珍清姫伝説の「じゃんじゃか踊り」、天音太鼓が華やかに出迎え、出展ブースでは日高地域の特産品を販売。乗船客とスタッフ合わせて約1300人に御坊日高の魅力を発信し、定期的な寄港につながるようおもてなしした。

 日本最大の豪華客船を見ようと、早朝にもかかわらず接岸前から多くの人が詰めかけ、「なんと大きいな」の声が聞かれた。

 無事着岸すると、天音太鼓保存会のメンバーが太鼓や鐘を打ち鳴らし、続いてじゃんじゃか踊りが登場。出店ブース前を通り抜け、飛鳥Ⅱの前を勇壮に練り歩き、最後は鐘に体を巻き付けて火に見立てた赤い煙を噴くと、デッキから見守っていた乗船客から大きな拍手が湧き起こった。「飛鳥Ⅱようこそ和歌山へ」と書いた大きな旗も振り、熱烈に歓迎した。

 歓迎セレモニーで柏木征夫市長は日高地方にはおいしい海産物やイチゴ、ミニトマト、梅干しなど農産物が豊富だと紹介し、「きょうを契機に何回もきてくださるとうれしい」と定期的な寄港に期待を込めた。7代目宮子姫らが堤義晴船長らに花束を贈呈し、記念盾や記念品を交換。堤船長は「素晴らしい歓迎セレモニーやイベント、出店など本当にありがとう。乗船客の皆様に、歴史と自然あふれるまちを存分に楽しんもらえる」と感謝した。色付きの打ち上げ花火も花を添えた。

 オプショナルツアーで道成寺等へ観光に行く一行や船に残る乗船客をもてなそうと、会場では日高地域じまん市として物産テントがずらりと並んだほか、写真スポットとして花で飾り付けたフレームも登場し、人気を集めていた。飛鳥Ⅱをバックに記念撮影していた地元の夫婦は、「すごく大きい。船内見学に当選したので、早く中を見てみたい」と笑顔があふれていた。

写真=じゃんじゃか踊りで飛鳥Ⅱの入港を歓迎

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