春本番もすぐそこ

 美浜町の吉原公園南側の松林内で17日、春の風物詩として知られる「こも外し」が行われた。

 松林内の施設を管理する一般社団法人煙樹の杜(西垣哲雄理事長)のメンバーら約10人が参加。昨年11月11日に取り付けた60本の松のこもを外し=写真=、焼却処分した。

 11月ごろから日本庭園などで見かけられる「こも巻き」は県内では和歌山城の松が広く知られている。和歌山城ではことしも二十四節気で地中の虫が冬ごもりを終えて地上にはい出るころとされる「啓蟄」(けいちつ)の6日にこも外しがあったが、美浜町では月1回の施設周辺広場の清掃に合わせて実施した。

 こも巻きは江戸時代から行われてきたという害虫駆除法の一つ。メンバーらはわらで作った「こも」に虫が潜んでいないかなどを確認しながら作業に当たり、西垣理事長は「こも巻きは中紀、紀南ではやっているところがないと聞いている。冬から春にかけての美浜の風物詩にできればと思うし、町民が松に興味を持つきっかけにもなれば」と話していた。

関連記事

フォトニュース

  1. モチーフはヤタガラス

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

Twitter

書籍レビュー

  1.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  2.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  3.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  4.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  5.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
ページ上部へ戻る