御坊祭の映像作品 国際観光映像祭で優秀賞

 インバウンド誘客の核となる観光映像が集まる「第1回日本国際観光映像祭」が13、14の2日間、大阪市内の大阪工業大学梅田キャンパスで開催され、御坊市名屋町、㈲中田鶏肉店の中田直希さん(43)が制作した御坊祭の映像作品が、国内部門の文化的観光の部で優秀賞に選ばれた。近く完成する御坊祭の魅力を紹介するPR動画のうち、乗り子に化粧を施す一コマをPV風に作品化。感動を与える美しさが評価された。

 映像祭は和歌山大学観光学部の木川剛志教授が中心の和歌山大学国際観光研究センターと摂南大学で構成する実行委員会が主催。日本経済の発展にはインバウンド誘客が重要となることから、誘客のコアとなる観光映像が一堂に会し、今後のあり方を考えようと初めて開催された。国内外から220作品の応募があり、審査を通過した約50作品が、2日間で放映され、各部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点が選ばれた。

 中田さんは中田鶏肉店の専務として働くかたわら、趣味が高じて1年ほど前からさまざまな映像作品づくりを手がけている。御坊祭のPR動画は、多くの人に魅力を知ってもらいたいとの思いを持っていた御坊市の宮路製材の宮路雅仁専務(55)から依頼を受け、昨年の御坊祭を撮影。PR動画は現在も制作中で、全9組を紹介することにしているが、ことし1月に映像祭が開催されることを知り、動画の一部を切りとって応募した。

 映像は約4分で、うち3分余りは東薗組の乗り子の顔に化粧を施すシーン。オリジナルサウンドのBGMが流れる中、アップで映し出される乗り子の顔は息をのむ美しさとインパクトがあり、高く評価された。

 映像祭には有名なプロのクリエーターの作品や、自治体のPR動画などが多数出展されている中で、最優秀に次ぐ優秀賞をゲット。中田さんは「化粧を施した少年の中性的な美しさが見る人の心をひきつけ、感動を与えられたのだと思います。御坊祭の魅力を知ってもらいたい一心で動画を制作中ですが、優秀賞によっていいPRになりました」と喜んでいる。宮路さんは「ほかの作品はドローンを使った観光スポットの空撮が圧倒的に多かったが、私たちの作品は人目線で、人にスポットを当てたところがよかったと思う。御坊祭のよさを伝えたい」と話している。

写真=優秀賞の映像の前で中田さん㊧と宮路さん

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