
大規模災害に備えようと、御坊市消防は20日、地震・津波を想定した訓練を行い、初動対応を確認した。
紀伊半島沖を震源とするマグニチュード8の地震があり、御坊市で震度6強を観測、大津波警報が発表されたと想定し、全職員が参加。湯川町財部の消防署にいた職員は、装備品や資機材を車両に積み込み、高台にある藤田町吉田の空き地へ移った。
移動後、すぐに指揮本部を設置。休みの職員も駆け付け、情報収集を行った。ドローンも飛ばし、見つけた火災に現場急行。素早くホースを延長、放水した。
訓練を見守っていた小畑秀樹消防長は「東日本大震災から8年がたち、職員の危機意識を高めてもらうためにも有意義。いつ起こるか分からない災害に対し、全職員が常に行動、活動できるよう心掛け、準備しておきたい」と話していた。
写真=指揮本部で情報を共有する職員