JAL機内食に松きゅうり

 美浜町のブランド農作物「松きゅうり」が3月からJAL(日本航空)の国内線ファーストクラス機内食に使用されることになり、19日、和歌山市加太の加太淡嶋温泉大阪屋ひいなの湯で開かれた仁坂吉伸知事と大川順子日本航空㈱副会長の共同記者会見で発表された。松きゅうりは煙樹ケ浜保安林の松林で集めた松葉の堆肥を使って育てられた環境に優しい美浜の特産品。売り出しに力を入れている町では「消費拡大とともに、美浜のPRにもつながる」と大歓迎している。

 JALが日本各地の魅力を国内外に広く伝えようと取り組んでいる「新・JAPAN PROJECT」の一環。ことし1~3月は「関西」にスポットを当て、3月は和歌山が特集されることになり、機内食、機内誌などで観光地や食など県内の魅力を発信する。

 美浜町役場担当課などによると、機内食は羽田発着(~伊丹、福岡、千歳、沖縄)のファーストクラスの夕食。創業200余年の温泉料理旅館・ひいなの湯の赤間博斗総料理長が監修した創作会席料理で、加太で水揚げされた桜鯛をはじめ、熊野牛、金山寺味噌、釜揚げシラスなど各地の特産品が使用される。会席の種類は3つあり、1カ月間10日ごとの日替わり。松きゅうりはJA紀州の協力で納品され、いずれも主菜の中の一品「松きゅうりまぐろハム巻」「松きゅうりひいなの湯オリジナル金山寺味噌」として提供される。

 会席料理の詳細は、3種類とも機内誌で紹介され、「松きゅうり」のPRにもつながるとみられている。この日は共同記者会見後に試食会が開かれ、美浜町役場の職員も参加。松きゅうりの料理を口にした職員(24)は「金山寺味噌の方を食べましたが、キュウリの存在感がすごくて、大変おいしかったです」と感想を話し、「松きゅうりを多くの方に食べて、知っていただくことで、消費拡大とともに美浜のPRにもなると思います」と期待を寄せていた。

 松きゅうりは、19日現在の生産農家が11軒。2018年度に県が優れた産品を認定する「プレミア和歌山」に選ばれており、今回、「ブランド化されているキュウリは珍しい」と県からJALに推薦されたという。

写真=共同記者会見を開いた仁坂知事㊧と大川副会長

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