美浜町長選中盤 有権者に聞く

 3選を目指す現職森下誠史氏(63)=三尾=と、元美浜町役場健康推進課長の新人籔内美和子氏(56)=浜ノ瀬=が激しい一騎打ちを繰り広げている美浜町長選は、早くも中盤に差しかかった。目立った争点はないが、若者からお年寄りまで有権者の関心は高く、次の4年間、町の舵取り役を担うリーダーにはとくに「防災対策の推進」「子育て支援策の充実」を望む声が寄せられている。

 本紙は対面と電話で有権者50人にアンケートを実施。20代から80代までの男女に、「次期町長に望む施策」を聞いた。

 回答トップの「防災対策」と「子育て支援」はそれぞれ10人。以下は「道路整備」と「とくになし」が各5人、「地域活性化」「観光振興」「いま取り組んでいる事業の継続、早期完成」が各3人で続いた。

 「防災対策」は松原地区高台津波避難場所が完成したが、「地域に偏りのない、きめ細かな対策をお願いしたい」(田井の30代会社員男性)、「高齢者の人が多く、遠くまで逃げられない。もっと身近に避難場所がほしい」(吉原の60代会社員男性)などの意見。南海トラフの巨大地震が発生すると、町内平野部の約90%が浸水するとの想定があり、「対策は進んでいるが、まだまだ」と住民の不安解消には至っていないことを示した。「子育て支援」については「もっと優遇してほしい」(和田の30代パート女性)、「子や孫世代のために」(和田の60代無職男性)、「1人目の子どもにお金がかかり、2人目を産むのが難しい」(吉原の20代会社員女性)などの声が上がり、具体的には子ども医療費無料化枠の高3までの拡大、おむつ代補助、ファミリーサポートセンター設置、インフルエンザ予防接種助成などの要望があった。

 少数意見では「役場がどんな仕事をしているか、もっと分かりやすく伝えてほしい」(三尾の30代会社員男性)との情報発信・公開への注文、「役場へ行ったときに職員のあいさつがない」(和田の60代主婦)との住民対応の改善・向上の指摘や、「もっと町民の意見をくみ取ってほしい」(三尾の50代自営業女性)などが出ていた。

 50人中、「投票に行く」有権者は49人。昨年末に新人の出馬が表面化した急な選挙戦だが、次のリーダーに解決してもらいたい課題が町内にはまだまだあるようで、町民の関心は高いといえそうだ。

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