南部梅林で味わいまつりにぎわう

 みなべ町晩稲の南部梅林で11日にみなべの特産が試食や試飲できる「味わいまつり」が催され、小雨が降る中も県内外から訪れた約700人の観梅客でにぎわった。梅酒が自由に試飲できる梅酒コレクション、梅料理が振る舞われるキャンペーンなどが展開され、家族連れらが早春のひとときを楽しんでいた。13日現在、花は5分咲き程度で、20日ごろが満開と予想されている。

 梅酒コレクションには町内14業者から32銘柄が出展。ホワイトリカー、日本酒、ブランデー、泡盛などをベースとしたさまざまな梅酒が並んだ。来場者は好きな梅酒を選んで試飲して楽しんだ。大阪市住之江区から訪れた池田美代子さん(63)は6種類の梅酒を味わい、「梅酒が好きで、飲食店などでよく注文しています。昔は自分でもつくりました。味をアレンジしすぎない普通の梅酒がおいしかった」、和歌山市から昨年に続いて来たという飯田佳史さん(64)は「いままでに飲んだことのないような味の梅酒があるのに驚きました」と話していた。

 梅料理キャンペーンでは「梅肉の包み揚げ」「ヘルシーサラダ」「梅肉サンドイッチ」など、梅料理研究会(岩本直子会長)の協力で10品が振る舞われた。来場者は好きな料理を皿に取り、梅の花を見ながら昼食代わりに味わっていた。滋賀県大津市から家族で訪れた会社員大橋正樹さん(45)は「白浜のアドベンチャーワールドの帰りに、初めて立ち寄りました。梅から揚げがとてもおいしかった」と梅料理を満喫していた。このほか冷凍梅を使った梅ジュース体験、備長炭で焼いた目刺しなども振る舞われた。

 この日は小雨で約700人の来場だったが、前日の10日には2084人が訪れた。観梅協会では「花の咲き始めが例年より遅く前半の来場者数は低調だったが、後半に期待したい」と話していた。近年の特徴として、中国などから訪れる外国人が年々増えているという。

写真=梅酒を試飲する観梅客

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