パラアート国際交流展で上戸さんが入賞

 公益財団法人日本チャリティ協会主催、2019パラアートTOKYO国際交流展が東京都豊島区のとしまセンタースクエアで開かれ、30カ国から寄せられた絵画と書の入選作品210点を展示。日高地方から、日高川町和佐の上戸一輝(かみと・いつき)さん(18)の作品が見事入選した。県内の入選は4点。

 パラアートとは障害者の文化芸術で、来年の東京オリンピック・パラリンピックを前に広く内外にパラアートを発信する目的で開催。上戸さんは昨年春にたちばな支援学校を卒業し、現在は日高川町臨時職員として南山スポーツ公園の清掃など担当している。

 子どもの時からアニメキャラクターの絵などを楽しんで描いており、4、5年前からオリジナルキャラクターを中心に本格的に描き始めた。美浜町三尾のアトリエビアンコ(えんどうひとみさん主宰)に月1回通っている。えんどうさんは画材などで助言はするが、基本的に自由に描いているという。

 今回の入選作品は「ボールカレン」というオリジナルキャラクターを、18色のアクリル絵の具を使って40×30㌢の用紙にカラフルに描いた作品。「男の子みたいな女の子」という設定のキャラで、大きな瞳が印象的な、生き生きした表情で描かれ、鮮やかできれいな色使いが評価された。

 アトリエで絵を描いている時に入選の知らせを受け、仲間もとても喜んでくれたという。家族と展示を見に行き、広い会場で多くの入選作と飾られているのを見て「うれしかった」と喜んでいる。

 他にも、猫や犬、牛など動物をモチーフにした数十種類のキャラクターがあり、「声優さんが声を当てて、アニメにできたら」という夢を持っている。これまでに、こども食堂の看板を手がけたことも。御坊市内の居酒屋から「壁に絵を描いてほしい」と依頼があるなど、活動の幅は広がっている。

写真=入選作品の「ボールカレン」

関連記事

フォトニュース

  1. 薬なんかいらんわ!

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る