読書感想文コンク 笹君と松井さんが全国へ

 第64回青少年読書感想文全国コンクール(全国学校図書館協議会、毎日新聞社主催)の県審査で、日高地方から日高川町和佐小学校4年生の笹晶君、みなべ町高城小学校2年生の松井望朱希(みづき)さんが最優秀賞を受賞。2人の作品は他の最優秀8作品とともに中央審査に進む。

 小学校201校から1万1314編、中学校107校から1万6231編、高校12校から3101編、合計3万646編の応募があり、中央審査へ進む最優秀賞10編、優秀賞10編、優良賞12編を選んだ。


 笹君は世界中の通学路を紹介した「すごいねみんなの通学路(ローズマリー・マカーニー著)」の感想文。和佐小から最も遠くの地区に住んでいるため、毎日約3㌔の道のりを歩かなければいけないことに文句ばかり言っていたが、本の中にはもっと遠かったり雪や氷の上、傾いた橋、がけっぷちの細い道など、大変な道のりを歩く子どもたちがいることに衝撃を受けた。「当たり前だと思っていたことが、世界に生きる子どもたちの中には当たり前でないということを学んだ」とし、「普通に通えることは幸せなこと。きょうも大好きな学校へ行く」と締めくくった。受賞に際し「最優秀賞に選ばれて驚きました。この本を読んで自分の通学路がもっと好きになりました」と話している。


 松井さんは「ばあばは、だいじょうぶ(楠章子作)」を読んだ感想。主人公つばさの大好きな〝ばあば〟は、少しずつ物忘れが増え認知症になってしまう。ある日、ばあばの机の引き出しからつばさのことを書いたたくさんのメモを見つけ、病気になっても自分を思ってくれていることに気付く物語。松井さんもおばあちゃんが大好きで、手を骨折したときも折り紙をプレゼントしてくれたエピソードを記し、「つばさのおばあちゃんも、私のおばあちゃんも病気やけがでも孫のことを支えようとしてくれている。おばあちゃん長生きしてね。大好きだよ」とつづった。受賞に「とってもうれしいです。この感想文を読むとおばあちゃんも頭をなでてくれました」と話している。


 日高地方からは優秀賞に野口小5年の田中裕太君、日高附属中学校3年の祭本真由さん、優良賞に稲原小6年の橋本遥さんが選ばれた。

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