まちの将来考える機会に

 昨年末から無投票ムードが漂っていた日高町議選は、1人オーバーで選挙戦に突入した。告示6日前に選挙戦になることがほぼ確定したとあって、有権者の盛り上がりはいま一つだが、4年に一度の審判は議員にとっても、有権者にとっても非常に大切なものである。

 現在、町では子育て支援や高齢者福祉、防災対策などさまざまな施策を展開。2004年から11年までの7年間で地籍調査が完了したことに伴い土地の境界が確定していることで、住宅分譲地の整備や道路整備などがスムーズに行えていることや下水道整備率の高さ、各種子育て支援策の充実などで、県内では数少ない人口増加のまちとなっている。ただ、この状況がいつまでも続くとも思えない。いまは周辺市町からの移住者が多く、人口増につながっているが、その周辺市町は人口が減少しているので、このままでは日高町への流入も減少し、やがて人口減に転じる可能性が高い。そんな将来を見据えた町づくりを進めていく必要がある。

 そんな中、今後の課題は、比井と志賀の小学校統合をどのように具体的に進めていくか。さらに30年、40年先を見据えれば内原小との統合も考えなければならないかもしれない。その上で将来を担う子どもたちの育成をどうするか。もちろん増加する高齢者の支援も大切。また、地震、津波の防災対策は海岸線では進みつつあるが、内陸部での土砂災害防止などが残る。生活や観光、防災ルートとしての町・県道整備もさらなる進展が期待される。

 そういったまちづくりを推進する候補者はだれなのか。有権者にはぜひこの選挙をまちの将来を考える機会にして、清き一票を投じていただきたい。(吉)

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