たにぐち和歌山工場 冷凍・冷蔵倉庫増設へ

 チョコレートの製造などを行う㈱たにぐち(谷口壽代表取締役社長)=本社大阪市=は、日高川町和佐地内の和歌山工場に冷凍・冷蔵倉庫機能を中心とした新たな工場を増設する。近年の猛暑の影響で、大阪の委託倉庫への商品運送中に溶けてしまうリスクを減らすための増設。11日に現地で地鎮祭を行った。7月末完成、8月からの供用を目指す。

 和歌山工場ではバレンタインデー向けのOEMチョコレートなど、1シーズンで1500万粒を製造。製造は夏の間に行い、11月の出荷までの間、これまでは大阪にある委託の冷凍倉庫に保管していた。倉庫まではトラックなどで運送。その間の積み下ろしなどで外気に触れることもあり、近年の猛暑の影響でチョコレートが溶けてしまうなどの懸念があった。

 増設場所は現工場の南隣で敷地面積は1122・39平方㍍。建物は鉄骨2階建てで、延べ床面積は1372・18平方㍍。委託倉庫に移していた分の約8割をカバーできるスペースがあり、既設の工場とつながっているため商品を一度も外に出すことなく倉庫に移すことが可能になる。増設に伴い地元から6人を正社員として雇用する見込み。工事は2月上旬からスタートする。

 地鎮祭には谷口静雄代表取締役会長、谷口社長を始め、久留米啓史日高川町長、三浦源吾日高振興局長、熊谷重美町議会議長、玉置孝勇和佐区長ら関係者約30人が出席。くわ入れなどの神事を行った後、谷口社長があいさつ。「チョコレートの製造会社として製品に負荷を与える近年の猛暑は脅威。工場増設でより高い品質管理のもと、お客さまに商品を届けたい」と抱負。久留米町長、三浦局長も祝辞を寄せ、同社のさらなる発展へ期待を込めた。

 和歌山工場の増設は4回目で2005年以来14年ぶり。増設に際し、県からの奨励金などもあり、30日午前11時から日高川町役場で同社、町、県の3者による立地協定の締結を行う。

写真=くわ入れする谷口会長㊧と谷口社長

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