オリックス富山 地元御坊で入団激励会

 ことしのプロ野球ドラフト会議でオリックスバファローズから4位指名を受け、入団が決まった御坊市出身の富山凌雅投手(21)=和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースOB、九州国際大付―トヨタ自動車=の入団祝賀・激励会が27日、地元の花ご坊で開かれた。子どものころからの目標だったプロ入りを果たした富山投手は、「2桁勝利と新人王」を1年目の目標に掲げ、次は子どもたちに憧れられる選手になる決意を示した。

 激励会は御坊ボーイズが主催し、関係者やOB、現役選手、元チームメートら168人が参加して盛大に開かれた。

 小学生時代からの活躍を振り返るDVDが放映された後、富山投手が入場すると、大きな拍手に包まれた。開会あいさつでタイガースの山﨑幸二会長は「チームとして初のプロ選手で、どうしてもお祝いしたかった」と思いを披露し、九州国際大付へ進学するときに自らが保証人となって送り出したエピソードなどを紹介した上で「ここまでこられたのは、周りの支えのおかげ。おじいちゃん、おばあちゃん、おじさんやおばさん、産んでくれた母ら家族に感謝しながらプロでも活躍してくれることを願っている」とエールを送った。来賓の山田勝人御坊市議会議長、公益財団法人日本少年野球連盟の藤田英輝会長らも祝辞で期待を込めた。

 小学生時代に野球をサポートしてくれた祖父母の富山幾夫さん(70)と幸子さん(70)から花束が贈られ、笑顔いっぱい。富山投手からは後輩たちへの贈り物としてバッティングマシーンの目録が山﨑会長に手渡された。

 マイクを持った富山投手は小学5年生からタイガース小学部で硬式野球に転向した当時を振り返り「チームメートと力の差があってレギュラーを取れるか不安なときもあったが、週2日の練習休みのうちの1日は毎週おじいちゃんが来てくれて一緒に自主練して、おばあちゃんがご飯を食べさせてくれた。1週間の中で一番いい時間だった。おかげで6年生でカル・リプケン代表選手に選ばれ、中学3年生で日本代表に選ばれた」と祖父母に感謝。高校進学では山﨑会長が一生懸命動いてくれたおかげで強豪に入部できたこと、いままでやめたいと思ったときも祖父母らの顔を思い浮かべて歯を食いしばって頑張ったこと、高卒でプロ指名されず3年後に絶対にプロに行くと決意したときの心境、社会人3年間で素直な気持ちになることと本当の感謝の気持ちを学んだことも話した。最後に「プロ1年目の目標は2桁勝利と新人王。自分にも守るべき人があり、しっかり守れるよう、そして自分のため、家族のため、身内のためにも野球に一生懸命になって、いまの御坊ジュニアタイガースの皆さんや小学生、中学生の野球少年に夢を与えられる選手になっていくので、オリックスバファローズの背番号28番、富山凌雅に応援よろしくお願いします」と抱負を述べた。

 高岡周作日本少年野球連盟県副支部長の発声で乾杯し、富山投手を囲んで和やかに歓談。幾夫さんと幸子さんは「とにかく故障せず頑張ってほしい」と孫の活躍を願っていた。

写真=祖父母の幾夫さんと幸子さんから花束を受けて笑顔の富山投手

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