美浜の冬の風物詩に
- 2018/11/15
- フォトニュース

美浜町の吉原公園南側の松林内で11日、晩秋から冬の風物詩として知られる松の「こも巻き」が行われた。
地方創生事業の一環で同公園周辺の再整備を進めている、ふれあいと健康と起業のまち創生協議会の活動。西垣哲雄副会長、会員やサポーター、造園経験のあるボランティアら6人が2時間程度かけ、52本の松にわらでつくった「こも」を巻きつけた。
11月ごろから日本庭園などで見かけられる「こも巻き」。県内では和歌山城の松が広く知られ、協議会では「和歌山市の担当の方に方法を聞くなどして、初めてやってみました」。江戸時代から行われてきたというマツカレハの幼虫を除去する害虫駆除法の一つだが、「中紀、紀南地方ではやっているところがないとのことで、これから美浜町の冬の風物詩になればと思う。せっかく松林の整備に取り組んでいるので、町民が松に興味を持つきっかけにもなれば」と期待を込めて作業した。
こもは来年3月に取り外し、焼却される。