御坊のキャンプ場が人気

 本年度から11月以降もオープンしている御坊市野口のオートキャンプ場は、利用者数がすでに昨年度1年間の2倍となる約4400人に上り、人気を集めている。1区画の広さや格安料金が好評でリピーターが増えたこと、キャンピングカーのオーナーズクラブとタイアップしたことによりSNSでの発信力が格段にアップしたことなどが要因。今後は利便性向上へインターネット予約もスタートさせる。

 管理・運営する市ふれあいセンターによると、昨年度1年間(4~10月)の利用者数は約2200人。本年度は4月から10月までで約3700人が来場しており、11月も27日現在で約700人を数え、倍増している。

 全国的なキャンプ人気もあるが、野口を利用した人が気に入って再び来てくれるリピーターが多いのが特徴。人気の秘訣は、1区画の広さだ。野口ではコンセントが利用できる電源サイトを20区画用意しているが、ほとんどが約300平方㍍あり、最も狭い所で150平方㍍が2区画、最も広い所は約400平方㍍もある。1区画100平方㍍でも広さをウリにしている他のキャンプ場もあり、野口の広さは際立っている。料金も1区画4620円とリーズナブルで、シャワー室、トイレ、手洗い場など施設も充実。フリーサイトも夏までは40区画まで予約を受け付けていたが、より広さをアピールするため、秋以降は25区画までにしており、広々と使えるところが好評。同センターによると、本年度に2回以上利用してくれた人は全体の2割を超えるという。

 キャンピングカー愛好家とタイアップしたことも利用客増につながっている。7月には、フェイスブックで3500人が登録している「キャンピングカー倶楽部(CCC)」、7000人が加盟する日本最大のキャンピングカーオーナーズクラブ「くるま旅CLUB」と、市ふれあいセンターがスクラムを組み、野口オートキャンプ場を「CCCパラダイス御坊」として全国に情報発信をスタート。キャンピングカー自体の利用はまだまだ少ないが、SNSでの情報発信の効果は大きく、予約増につながっている。

 キャンプ場はオープン当初から条例で期間を4~10月と定めていたが、キャンピングカー関係者から「11月はキャンプに最適」とのアドバイスを受け、本年度から11月以降も通年オープンしている。効果はてきめんで、11月の利用は夏休み中の8月やゴールデンウイークの5月を上回り10月とほぼ同数の約700人で最多。週末にはテントの花が咲いている。

 ふれあいセンターの林守さんは「いろんな要素が合わさってたくさんの人に利用してもらっている。設備をきれいにし、笑顔で対応などできることを徹底してさらにアピールしたい。予約客の利便性向上のため、ネット予約の準備も進めているので、出来次第スタートさせたい」と話している。

写真=11月も週末はテントの花が咲いている

関連記事

フォトニュース

  1. 薬なんかいらんわ!

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る