御坊で認知症本人サミット

 認知症の当事者同士が自由に本音で話し合う御坊市の認知症地域支援推進プロジェクト「本人サミット」が12日に島の倉庫ミュージアムWAWAWAで開かれ、御坊市やみなべ町、広川町、海南市など県内のほか京都など県外から11人の本人を含む家族ら49人が参加した。

 本人や家族が日ごろから思っていることを話してもらうことで、交流を深めるとともに、本当に必要としている支援につなげようと3年目の取り組み。本人11人のうち8人が初めての参加となった。

 プログラムは設けず、おいしい昼食を楽しみながら生活や趣味の話に花を咲かせた。ハーモニカが得意な本人と、ピアノが上手な本人の生演奏で「ふるさと」「上を向いて歩こう」などをみんなでうたい、生き生きした表情を見せていた。鳥取県から参加した認知症本人で全国で講演活動等を展開している藤田和子さんは「昔は情報がなく、このような場もなかったが、いまは集えるところがあってうれしい。前向きになれます」と喜び、別の本人は「楽しかった。来てよかった」と笑顔で話していた。

 田中孝典介護福祉課長は「集いの場がきっかけで生きがいを見つけ、生活が一変することもあります。これからも続けますので、気軽に参加してほしい」と話している。

写真=笑顔で記念撮影する参加者

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